アントロポゾフィー・フォーラム に載った 古山さん見解

転載:


2011年4月2日:原発事故、現時点の状況のまとめ
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古山です。

今年の春は、例年より寒いのでしょうか。でも、3月の福島危機のいちばん危険なときに冬型の天気だったこと、神風が吹いたようなものだと思います。

福島で放射性物質がどのように出て、どのように動いたのか日本のシステムは、なかなか稼働しなかったのですが、ドイツの気象庁、フランスの気象庁がシミュレーションを出してます。

http://www.spiegel.de/images/image-191816-galleryV9-nhjp.gif

http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/irsn-meteo-france_19mars.aspx

それを見ると、放出された放射性物質の大部分は海上に出て、東に流れて行った。陸地に向かったのはほんの少しだった。

報道で繰り返される「当面の健康への影響はない」は、何も言っていないのと同じです。懸念されるのは、長期的な影響ですから。もう少し詳しい危険度を出します。

現時点の状況です。

原発:
大気中への放出は少なくなっている。首都圏での当面の危険はほとんどない。冷却水中の放射性物質は、施設内の水に出ている。根本的な解決は不可能なまま、泥沼化する。大爆発はないだろうが、目を離してはいけない。

大気:
ほぼ安全

飲料水:
21-23日の雨に入っていたものが、ピークを過ぎた。ただし、土壌にしみこんだものがじわじわと出てくるのでこれからも低レベルながら、なくならない。飲料水を完璧に安全にするのは困難なので、10ベクレル/リットル以下なら、この際、無視してよいと判断しています。この飲料水を1リットル飲んだ場合、甲状腺への蓄積を考慮して予想される累積被曝量は0.2μシーベルト。これは、野外で数時間を過ごして、自然放射線を受けた程度。

食品:
いまが一番危険な時期。首都圏は3月21-22日の雨でヨウ素131が数万ベクレル/平方メートル落ちている。せめて1か月は、減衰するのを待ちたい。1ケタ小さくなる。できれば2か月。安全を期すならば、3ヶ月。あまり騒がれないのは、測定ができる機関が少なすぎて測定しきれないためであり、安全が確認できているわけではない。(食べてしまった場合も、神経質にならなければならないレベルではない)

牛乳と野菜(とくに葉もの)は産地に注意。ヨウ素131は、植物の外側につくだけで、植物に取り込まれてはいない。果物は皮をむく、根菜類は大丈夫だろうが皮をむけば万全。キャベツ、外皮をむけばおそらくは安全(データなし)昆布を食べるのは効く。

土壌:
セシウム137による長期的な影響が懸念される。短期的被害は、首都圏ではきにしなくてよい。

海産物:
産地によっては、そろそろ危ない可能性。とにかくデータ待ち。

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古山明男





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http://noharajp.net/openforum/article/66
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by silverfountain | 2011-04-09 05:05 | 放射能被ばく予防&ケア
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