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生きなおしを問われている今こそ、シュタイナー教育の理念を

イギリスのものですが、シュタイナー学校の紹介ビデオがありました ♪

●Edinburgh Rudolf Steiner School
→ http://www.vimeo.com/3211758


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●What is a Steiner School?
→ http://vimeo.com/1535001


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<The Motto of the Social Ethic>

The healthy social life is found
When in the mirror of each human soul
The whole community finds its reflection,
And when in the community
The virtue of each one is living.


<シュタイナーの共同体における社会倫理のモットー>

健全な社会生活は
それぞれの人間の魂の鏡の中に
コミュニティ全体が映し出されるとき、
そして
コミュニティにそれぞれの美徳が生きるとき
に実現する

                          (ひさの 訳)       

~ キャンプヒル・コミュニティで唱えられているVerse より ~


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*昨晩のNHKハーバード白熱教室のマイケル・サンデル教授の
 「日本人の礼節・美徳」についての議論、ご覧になりましたか?
 私は、すぐにこの Verse(唱え言葉)を思い出し、
 日本人にはすでにこの美徳がある。
 国の再生、人間性の回復に希望があると思いました。



*そして、きのうアップした宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』の中の

 「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
  自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
  新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
  正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである」


  とも この唱え言葉の真髄はかなり響き合っています。
  私が 賢治 ~ シュタイナー へと導かれたのもこの共鳴においてでした。。。

  
*賢治が東北・岩手の出身だということも何かの因縁を感じます。
 そして、この地震が東北に起こり、この美徳が日本、特に東北だから
 なのかも、という気もちょっとしました。

 アントロポゾフィー・フォーラムで、「地理的な位置が、日本を人間として
 みると、ちょうど東北は心臓に当たる部分ではないか?」というような
 書き込みも見ました。


*特集番組で、高校中退者の率が増え続けているというのをやっていました。
 大卒だからといって就労できなくなってきている世の中です。

 従来どおりの経済偏重の価値感が、金属疲労、飽和状態を迎え、その構造が
 すべてにおいて機能しなくなってきているのだと思います。
 一条の光も見出せない社会に出て行くために灰色の勉強をしなくてはならない
 高校の3年間なのです。
 (30年以上前の私の時代でさえそうでした)

 学歴がすべてではありません。

 生きる歓び、働く悦び、社会の役に立つ喜びが人間には必要なのです。
 その目的意識、何をしても生きていけるという知恵、技、精神を小さいうちから
 授けていくことが大切です。

 その自分の人生の目的のための学問であれば、人(子ども)は何をしてでも
 学校を探し、その道を極めたくなるでしょう。
 そして、仕事は何も雇われるだけが仕事ではありません。これからは、
 世の中に必要な仕事を自ら 創り出していける人材も多く必要とされるはずです。
by silverfountain | 2011-04-17 08:13 | シュタイナー関連のアプローチ
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