ドイツからのトラウマケアチームのワークショップ

Anthro-chat (エマーソン・カレッジ同窓中心メーリングリスト)より


ドイツ・教育的危機介入チームの参加報告 

【東北地方トラウマケア活動に参加して】  T.K.
                   
詳しい報告は後日になりますが、8日のミーティングが目前ですので、簡単な報告と感想をのべさせていただきます。

全体の日程は4月28日にドイツチーム(9人)が成田着、当日宮城への移動から始まり、ケアは29日から5月6日までの8日間でした。私はそのうち29日午前から、5月3日夕方までの5日間、通訳として参加しました。日本人スタッフは、1日15人前後。毎日、20数名でハイエース2台と、個人の車、数台で動いていました。

ケアにあたったのは、幼稚園児とその親たち、NPOが世話をしている子供たち(学童のような形で)、津波の被害をひどく受けた小学校児童(授業の一環として。1年から6年まで全校児童に)、託児所にいる障害のある子供たちなど。それぞれに3回のケアが基本でしたが、時間や都合で2回しかできなかったところもあります。

歌をうたったり、手遊びをしたり、絵を描いたり(水彩/チョーク/パステルなど)、縄跳び、ボールゲームなどが主な内容です。トラウマケアといっても、特殊なことをするわけではなく、シュタイナー学校での授業を思い浮かべてくださればいいでしょう。


私はこのチームに参加できて、ほんとによかったと思っています。
いたるところに「むごい」としか言えないような風景を目にしましたが、子供たちと遊んだりしたこと、その中で、子供たちが飛んだりはねたり笑ったり、無心に絵を描いて色の中に入って行くのを見たりすることで、私もうれしくなりました。

また、子供たちばかりでなく、多くの大人たちもトラウマを持っていることにも気づかされました。家は津波の被害にあっていなくても、震災以来、2ヶ月になろうとするいまでも外出することさえできない人が大勢います。それほどの恐怖なんですね。大人のグループに絵を描いてもらったとき、「あの日から、自分の世界に色がなくなっていました。いま、それに気づきました」と言って、涙されたお母さんが何人もいらっしゃいました。

シュタイナーの理念やメソッドが、こうしたときにいかに役に立つか、私自身にも大きな驚きでした。

また、ドイツからの救援チームの人たち、日本各地から集まったメンバーとの合宿生活や共同作業も、楽しかったです。もちろんたいへんなこと、めんどうなこともあるけれど、知らなかったことを知り、気づかなかったことに気づき、支えられたり支えたり。自分が弱いと感じたり、強いと思ってみたり、日常では忘れていたいろんな感情が呼び覚まされたりしました。


ドイツのチームは帰国しますが、日本にいる私たちで今後もできることを続けたい。私たちにはそれができるし、それを待っている人たちがいます。


8日、私は午後からしか参加できませんが、関心のある方はどうぞお集りください。こういったグループの仕事は様々で、実際にケアをするスタッフばかりでなく、ドライバーや通訳、交渉役や食事の世話など、いろんなメンバーが必要です。やってみたい気持ちがあれば、必ず役に立っていただけると思います。



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世話人 M.S. さんより


チームの予定はすべて消化されましたが、今後の可能性についてお問い合わせをいただきましたので、以下、アナウンスさせてください。

 また、ドイツチームが帰国した後も、継続的なフォローが必要であるため、来る5月8日(日)に代々木の青少年オリンピックセンターで、午前には報告とドイツチームによるワークショップ、午後には今後のフォローのためのシェアリングが予定されています。
積極的に関与されたい方は、参加されることをお勧めいたします。

 
以下、午前の部についてのアナウンスです。午後は、時間などの詳細は決まっていませんが、同じセンター内の部屋を使って開催する予定です。午前の部との通し参加が望ましいと思いますので、午前に参加されれば、午後のアナウンスがあると思います。


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さて、ドイツからのトラウマケアのチームの方々が来日され現在も東北地方で活動されています。

が、7日には東京に戻られ、10日は帰国されます。以前から東京でワークショップをという話がありましたが、以下のような要領で開催できることになりました。間近のお知らせになりましたが、日頃から教育や医療に携わっておられる方々の参加を呼びかけます。よろしくお願いいたします。


5月8日(日)9:00~12:00

代々木オリンピックセンター  センター棟416号室

ワークショップを挟んで、トラウマ学についてや救急教育についてもお話ししていただく予定です。



場所代として、500円程度集めさせていただきます。

シュタイナー学園
M.N.
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by silverfountain | 2011-05-07 02:49
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