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岩手県平泉が、世界文化遺産に ☆

毎日JP

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「平泉」、文化遺産登録へ 6月に正式決定


2011年5月7日 05時02分 (2011年5月7日 05時14分 更新)


 岩手県平泉が、世界文化遺産に ☆_d0231842_7282681.jpg世界遺産の登録への可否を専門家が事前に審査する諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス、本部・パリ)は7日(現地時間6日)、日本が再推薦した「平泉−仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」(岩手県平泉町)について、世界文化遺産として登録を求める評価結果を勧告した。6月にパリで開かれるユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会で正式に登録が決定される見通しだ。

 登録が決まれば、日本の世界遺産は07年の「石見銀山遺跡とその文化的景観」(島根県大田市)に次ぐ15番目、文化遺産としても石見銀山に続く12番目となる。平泉は08年の世界遺産委で「登録延期」とされ、政府が昨年1月に再推薦していた。東日本大震災後、岩手県の達増拓也知事が「復興への象徴になる」と訴えるなど登録への期待が高まっており、復興を急ぐ被災地に希望を与えることになりそうだ。文化庁によると、震災で構成資産への被害はほとんどなかったという。

 平泉で推薦されたのは、12世紀に東北地方で繁栄した奥州藤原氏4代の遺体が眠る金色堂(こんじきどう)のある中尊寺、仏の世界を表したとされる「浄土庭園」で名高い毛越寺(もうつうじ)など6資産。推薦書は、「世界史上、他の仏教圏では類例の見られない建築・庭園の顕著な事例」などと普遍的な意義を強調した。勧告は、奥州藤原氏の居館だった「柳之御所遺跡」(やなぎのごしょいせき)を外すのを登録の条件とした。

 前回の推薦書はテーマを「浄土思想を基調とする文化的景観」として平泉全体を文化的景観ととらえ、9資産で構成していた。だが、08年に審査したイコモスは「浄土思想の観点からの推薦資産の範囲について再検討が必要」などと指摘。今回は前回の構成資産のうち4資産を外したうえで、「浄土思想の表現」に強く関連する6資産に再構成した。

 一方、フランス人建築家のル・コルビュジエ(1887−1965年)が設計した国立西洋美術館本館(東京都台東区上野公園)など世界6カ国の19の建築作品については、勧告がなかった。【木村健二】




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by silverfountain | 2011-05-07 07:29 | 再生・サステイナビリティ
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