どうする厚労省!・・・・それでも1.25ミリ

d0231842_213645.gif<放射性物質>
生涯被ばく限度100ミリシーベルト 答申案

2011年7月26日 20時59分  


 放射性物質の食品健康影響を評価していた食品安全委員会(小泉直子委員長)は26日、内部被ばくと外部被ばくを合わせ、生涯にわたる累積線量限度を100ミリシーベルトとする答申案を発表した。消費者の安全に配慮した「かなり厳しい値」(委員)で、これに基づき厚生労働省は食品の規制値見直しを検討する。

 生涯100ミリシーベルトは、人生80年とすると1年あたり1.25ミリシーベルト。放射性セシウムで年5ミリシーベルトという今の指標に比べて、相当に厳しい数値だ。

 厚労省は今後、安全委の答申に基づき、飲料水や野菜など食品ごとの規制値を決めていく。肉と穀類の放射性セシウムの暫定規制値は今1キログラムあたり500ベクレルだが、引き下げられる余地もある。

 消費者からは歓迎の声が聞こえる。阿南久・全国消費者団体連絡会事務局長は「評価結果は規制値を厳しくする内容にもなっている。厚労省は今より厳しい規制値を考えてほしい」と話す。

 一方、放射線量の高い地域の実情に沿っていないという指摘もある。規制値作りにかかわる厚労省審議会委員の高橋知之・京都大原子炉実験所准教授は「放射線量の高い地域では外部被ばくだけで数十ミリシーベルトに達する所も出てくる」と述べ、内部被ばくにあたる食品の規制値をゼロに近づけても、規制値が守れなくなる事態も考えられる。

 新基準を設定する厚労省にも課題が多い。これまでの放射線量は年単位だが、答申案の線量は生涯にわたる。規制値作りにあたっては、年単位に割りふり、内部被ばくと外部被ばくの割合も考える必要がある。

 国際放射線防護委員会(ICRP)は規制の数値を緊急時、復旧時、平常時の三つに分けているが、答申案は一切区別しておらず、議論になりそうだ。佐々木康人・日本アイソトープ協会常務理事は「累積100ミリシーベルトを平常時に適用すると食品の規制値がきわめて厳しくなる可能性がある」と懸念する。甲斐倫明・大分県立看護科学大教授は「今は平常時に向かう過渡期なので、放射性物質ごとにきめ細かい設定が求められる。国際的に信頼を得るためにも、規制値は基本的に下げる方向でいい」と話している。【小島正美、田村佳子】






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by silverfountain | 2011-07-27 02:05 | 放射能被ばく予防&ケア
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