旅のチカラ - ひさのの場合  震災後5ヶ月のこの日

佐渡ヶ島出身、2年前に行ったアラン島、今回のバリ島・・・・・

どうやら島に惹かれるのは、生い立ちからか、性分からか・・・とにかく私のNature がそうさせる。

そして、このブログは震災や原発事故をきっかけに、日本の、世界の、そして人類の今後の生き方を考えるひろばである。

旅先でみたバリ島の人たちの目の輝き、(先進国と一応言われている)日本の今までを知っているものがみると、発展途上国ならではの課題ばかりが目につく光景。日本の、韓国の、そして中国の「二の舞は踏んでくれるな」的な老婆心。ちょうど昭和30年代頃の日本を見ているような気がした。(とにかく、子ども達の目の輝きや大人の優しい瞳が今後も維持されることを祈る。デンパサール空港で見た観光帰りの、中国人の子ども、日本人の子どもの目からはすでに消えていた輝き。 (さらに中国人の子の方が無表情な気がした。。。) 

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その自然がふんだんに残る土地柄、風土に惹かれて旅行に行く五万といる外国人(裕福な国の比較的裕福な人たち)。持ち込む資本主義経済原理。環境汚染、破壊。。。。。文化の往来。

文化の行き来は刺激となり、発展する面もあるけれど、経済が勝ちすぎると、欧米色一色になったり、独自性をスポイルし、とにかく世界全国平板な金太郎飴になりかねない危惧もある。

私のバリの感触では、特にバリの人びとは、豊かな自然の土壌やそこから生まれる工芸技術があるので、特に現金収入なしでも十分に自給自足できていたはずである。


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バリの棚田




私がぎんのいずみを始める決心をしてからの15年、生きてきた50年、2年前のアラン島の島の人々と暮らし。そして、昨年、リサーチを兼ねて帰省した佐渡ヶ島の人々の暮らし。今度のバリ島の島の人々の暮らし。

佐渡は人口6万人。アラン島(の中のイニシィア島)は300人。バリ島は300万人。

全然規模は違うけれど、島というのが、コミュニティを考える単位としては考え易い。
(実際、佐渡は、共和国として独立しようという気運が一時的に一部の人にありました。今は立ち消え。)


人間が生きて行くのに本当に必要なものは何か?
人は何を幸せと感じ、何が人々の暮らしを、人間の根っこを豊かにしてくれるのか・・・?


ちょっとまとまりがなくなりそうですが、
このブログの投稿画面で考え、この画面で推敲しながら書き進めています。



3月、震災が起きた頃、ちょうど園で出している『にじいろのたね』の編集中でした。
絵本の特集だったのですが、原発問題が浮上して、それどころではなくなり、編集長の私はまったく、手がつけられなくなりました。物理的にも、精神的にも。。。

「それよりも、今、他にやることがあるだろう・・・!?」と、自問の日々でした。

そして、何を置いても情報を集めました。それをできる限りの人たちに発信しました。

こうやって、今日まで書いてきました。5ヶ月が経ちました。

35度の猛暑だけれど、幸い、電気は来ています。
イギリスで、若者が暴動を起こしました。
今日、日本人が巻き込まれたというニュースもありました。


チェルノブイリ事故からは25年が経ちました。
バリ島では、2002年にイスラム原理主義の人たちが、島がアメリカナイズすることに怒ってディスコでテロがありました。
日本では、生協さえも、(自分や家族をも、ひいては人類全体の)人の健康というものを大きな視野で考えられず、目先の経済のことに終始しています。

そんな中で、私は、私たちは、どのように小さい子どもを育てていけばいいのでしょうか・・・?


私が15年前、子ども園をやる決心をしたときの初心に戻ります。

子ども自身がもっている純粋な力、天から携え持ってきた聖なる魂に恥ずかしくないことをするしかありません。

自分自身がどんなに汚れていようと、どんなに非力であろうと、子どもが全てを教えてくれます。子どもを見ていればどうすればいいかのヒントをくれます。

そして、世界には、歴史上にも、(現役でも)素晴らしい精神を持って、苦難に立ち向かい、はた目には不完全でも、ある意味、人間としての完結した人生を送った人々がたくさんいます。

私は、子どもの純粋さと、亡くなってなお名を残すその素晴らしい人びとの魂というのは共通しているのではないかと思っています。

この混沌とした今を生きる私たち大人は、そこを目指してものをみて、ものを考え、実行に移していくしかないのではないでしょうか?



などと、今はチェーホフさんに感化されているので、こんなことを書いております(お恥ずかしい)


とりあえずちょっとここまで・・・
(また加筆、推敲するかもしれません)



2011年8月11日

山本ひさの

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by silverfountain | 2011-08-11 11:34 | 再生・サステイナビリティ
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