キーツの不屈の精神に惚れ直す☆

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ロンドン北部郊外のハムステッド・ヒースでナイチンゲールの鳴き声に耳を傾けるキーツ





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マリアンヌ・ハントによるシルエット



●9歳の時に父を、15歳で母を亡くしながらも、病気や貧困で苦しむ弟妹を助けながら医師の勉強をし、愛する人ファニー・ブローンへの愛から湧き出る泉のような詩作への情熱によって、その恋愛期間の3年に、多くのロマン主義の詩群を書いた。自身も25歳という若さで肺結核によって亡くなるが、自分の最期を悟っても降りかかる不幸に決して屈することなく、気丈に家族や友人、周囲の人を愛で包んだ。愛するファニーへの愛から発展した詩ではあるが、恋愛詩に留まることなく、宇宙をも包括する大きな視野の寓意や想像力に満ちた叙事詩、抒情詩となっている。それはある種、一つの詩の方向性を示したともいえる。




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死の床のキーツ (by Joseph Severn)




" Don’t be discouraged by a failure. It can be a positive experience.
Failure is, in a sense, the highway to success, in as much as every
discovery of what is false leads us to seek earnestly after what is true, and every fresh experience points out some form of error which we shall afterwards carefully avoid."

                                       - John Keats


「失敗したからと言って、落胆することはありません。それは、ポジティブな経験になりうるのです。
失敗は、ある意味、成功への近道であり、まちがっていたと気づくことは、ほとんどの場合、何が真実なのかと私たちが一心に探求することに導き、また、その後の新しい経験において、私たちが過去の過ちを注意深く避けるようにしてくれるのです。」

                                       - ジョン・キーツ
                                  (拙訳なのでいまいちですみません)



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ローマにあるキーツの墓。
自らが望んだ墓碑銘-有名な " Here Lies One Whose Name was writ in Water "( 「ここに眠るはその名を水で記されたる者なり」)が刻まれている。 
(そしてキーツの墓の横には、ローマで療養中ずっと看病し、キーツの最期を看取った親友の画家ジョゼフ・セヴァーンの墓もあり、そこにはパレットの形、キーツの墓には竪琴が彫られている) 







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ハリール・ジブラーン 『火の文字』 ~ ジョン・キーツへの返歌

英国詩人ジョン・キーツ『ナイチンゲール(小夜鳴鳥)に寄す』 の一節
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by silverfountain | 2011-09-03 11:45 | 精神・心への栄養
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