2011.12.10 崎山比早子氏 講演会 「放射線の生物影響」



<半年後のプロローグ>というブログより

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私は放射線の専門家としてよく紹介されます。確かに放射線医学総合研究所*1におりましたが、放射線のことを本格的に勉強しだしたのは高木学校*2に入ってからです。


高木学校とは高木仁三郎さんが建てられたNGOの学校です。高木さんは核化学が専門で、生涯を市民科学者として生きられました。彼はチェルノブイリ原発事故が起こるずっと前から原子力発電は危険が非常に多く、原子力発電を行っていると必然とそこから出てくるプルトニウムが非常に危ないということを警告していました。その功績で「もう一つのノーベル賞」といわれる“ライト・ライブリフット賞”を受賞されて、その賞金を元手にして高木学校を始められました。その目的は市民科学者を養成するということでした。学校が始まったのですがその時既に高木さんは大腸ガンで、肝臓にも転移していてそれから2年足らずで亡くなりました。


市民科学とは何か?市民科学と普通の科学は何が違うのか?を私は身をもって学んできました。近頃は御用学者といわれる人たちがいますが日本には市民科学の反面教師がたくさんいるわけです。あのようなことをやらずに科学を学んでいけば、自然と市民科学者になれるのではないでしょうか。


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高木さんが亡くなってから私たちは手探りでやっていたのですが、2004年にイギリスのランセットという雑誌に「日本は検査による医療被ばくが世界で一番多い。それによって年間約1万人がガンになる」*3 *4という論文が発表されました。


皆さんは健康を心配して、病気があるかどうかを心配して病院に行って検査を受ける。その検査の結果、がんになるかもしれないというリスクを背負うというのはおかしいのではないか?必要な検査というのはもちろんあるのですが、無駄に受ける検査があまりに多すぎる。だから日本は世界で一番医療被ばくが多いということになってしまうわけなのです。


つづく・・・・・




もとの記事:
http://d.hatena.ne.jp/masahiko_o/20111214/1323874032
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by silverfountain | 2011-12-16 06:21 | 放射能被ばく予防&ケア
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