カテゴリ:精神・心への栄養( 63 )

<調布映画祭>で 『 未来の食卓 』 の上映があります

39日(金)  グリーンホール小ホール(定員80人)d0231842_6441261.jpg
食と映画とおしゃべりと 
13:30~15:30 映画上映
 『未来の食卓』 

DVD上映 108分
2008年フランス
監督:ジャン・ポール・ジョー

全ての学校給食を自然の味(オーガニック)にしようと、南フランスの小さな村、バルジャック村が立ち上がった奇跡の実話。フランスでオーガニックブームを巻き起こすきっかけとなったドキュメンタリー映画(日本語字幕)







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15:45~16:30
トーク 「Yae さんの食材のおしゃべり
ゲスト: Yae (藤本八恵)
二児の母として家族とともに千葉県の自然豊かな鴨川自然王国でスローライフを送り、「土のある暮らし」の大切さを発信。土と平和の祭典の実行委員長を務める。

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(※加藤登紀子さんのご夫君で父親・故藤本敏夫氏は、藤田 和芳氏(100万人のキャンドルナイト呼びかけ人代表)とともに大地を守る会を創設した人物。)




<調布映画祭2012>


◆以前書いた『未来の食卓』関連記事
http://izumiannex.exblog.jp/14455477/
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by silverfountain | 2012-02-25 06:54 | 精神・心への栄養

映像の美しさ、音楽の美しさ、エンディングの切なさ・・・♪

またも、美しさに打たれて泣いてしまいました。。。

Arvo Pärt - Salve Regina (Full)
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http://www.youtube.com/watch?v=f1CNNf9iU9Y

ハンガリー映画、Béla Tarr 監督の "Sátántangó"(1994) (多分、『悪魔のタンゴ』という意味)がもとの映像で、編集して、エストニアの作曲家 アルヴォ・ペルトの曲を合わせたようです ♪




◆"Sátántangó" の詳細










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by silverfountain | 2012-02-23 07:05 | 精神・心への栄養

谷根千ねっと - 森まゆみさんのコメント

谷中・根津・千駄木に住み合うことの楽しさと責任を分け合い町の問題を考えていくサイト



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http://www.yanesen.net/

以下、冒頭の言、『新しい生き方のために』より一部を引用:

「3・11以降、物資輸送、炊き出し、募金、東北産物の物販、イベント、広報の手伝いなどやってきましたが、まだまだ工夫の余地はあります。政治家の質が低く、国もあてにできないなら、批判ばかりでなく、この社会を自力で変えることにエネルギーを使いましょう。
谷根千は2012年も活字で映像で、記憶を記録に替えていきます。

「権力に対する人間の闘いは忘却にたいする記憶の闘いである」 ミラン・クンデラ

(森まゆみ)

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by silverfountain | 2012-01-22 06:13 | 精神・心への栄養

大人のためのストーリーテリング

大人のためのストーリーテリングの夕べ

内容 
「雪の女王」
「ヤクーバとライオン」


語り手 
でじまみき 
寺尾亜希子

日時 2012年1月27日(金)19:00
場所 新宿区喜久井町20 オープンフォーラム早稲田
東京メトロ東西線早稲田駅より徒歩5分/大江戸線若松河田駅より徒歩7分

参加費 1,500円(当日払い)



でじまみき 

言語造形家。1997年渡英。アルテミス・スピーチ&ドラマスクール、スクール・オブ・ストーリーテリング修了。ロンドン・ユーリズミ―カレッジにて言語造形家として勤務。2010年帰国。

寺尾亜希子 
英国エマソンカレッジで、詩や物語の創作、ストーリーテリングを学ぶ。スクール・オブ・ストーリーテリング、ストーリーテリング・アズ・ア・ヒーリングアート修了。
まどか園に長男を通わせている。船橋にて母と子の会セラフィーム主催。



お問合わせ・お申し込み
フォーラム・スリー…e-mail: info@forum3.com
tel.03-5287-4770 / fax.03-5287-4771









*******
私たちは、語りや素ばなしを子どものためのものと思い込んではいないでしょうか?
子どもに語る私たち大人にこそ、魂の栄養としての語りを聴くことも必要だと感じています。
もちろん読むことも意味がありますが、物語や昔話を諳んじたり、自分の中に持っていることは本当に財産になります。また、ヒーリングにもなります。忙しく、理不尽なことも多い現代社会に生きる私たちにこそ必要なのかもしれません。

以前、シュタイナー幼児教育協会の講義で、「無人島でシュタイナー幼稚園を始めるとしたら、何が必要か」というワークショップで、「うたとおはなし」というのが一番最後に残りました。ピンクのカーテンでなくても、ライアーがなくても、シュトックマーの絵の具やクレヨンがなくても、オイリュトミーをしなくても、<歌と物語>は、人間最古のエンターテインメント(祭りごと)であり、教育であり、セラピーなのかもしれませんね。

エマソンカレッジの夏のハウス・チームで一緒だったみきちゃんがやります。
別のときにメールで話していて、『雪の女王』の中の美しさ、アンデルセンの深さを熱く語っていましたので、きっと語りも熱く美しいと思います。是非、行ってみましょう ♪
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by silverfountain | 2011-12-31 00:01 | 精神・心への栄養

クリスマスに寄せる歌 ♪

本当はイースターの歌らしいのですが、早めに復活しちゃいましょう ☆

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The Morning of the Resurrection [1882] - Sir Edward Coley Burne-Jones




" HILARITER "  - 陽気に -   (German 1623) より 
                      

1. The Whole bright world rejoices now, Hilariter Hilariter
The birds do sing on ev'ry bough, Alleluja Alleluja

明るい世界全体が今喜びに満ちる 陽気に 陽気に
鳥は木々に歌う ハレルヤ ハレルヤ


2. Then shout beneathe racing skies, Hilariter Hilariter
To him who rose that we might rise, Alleluja Alleluja

そして、翔る(変り行く)空の下で叫ぶ 陽気に 陽気に
私たちを起き上がらせてくれる彼の方に ハレルヤ ハレルヤ


3. And All you living things make praise, Hilariter Hilariter
He guideth you on all your ways, Alleluja Alleluja

あなたたち皆が生きていることを讃える 陽気に 陽気に
彼の方はあなたたちをそれぞれの道に導いてくれる ハレルヤ ハレルヤ




♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

ぎんのいずみコーラス部 グループ"Kookaburra (クッカブラ=わらいかわせみ)"で
練習が始まったばかりの曲です。

冬至も終わり、新月だというクリスマスを明日に控え、
「世界は好転していくぞ!」
という意味を込めて歌っています ♪

東北の方たち、まだそちらへ出向くことはできませんが、
練習のときも、歌声が届けとばかり、思いを込めて歌っていますよー ♪♪♪
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by silverfountain | 2011-12-24 09:12 | 精神・心への栄養

なるほど・・・・・一人居の効能 ♪

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在園児のママたちに紹介している本の中に 
『子どもが孤独(ひとり)でいる時間(とき)』
(エリーズ・ボールディング著 松岡享子訳 こぐま社刊)というのがあります。


もう12年前に、子ども園を始める前のぎんが文庫という母体の広場をやっていた時から、ことある毎に紹介してきました。

今ここで私の感想は書きませんが、いい書評がありました。

http://d.hatena.ne.jp/sunchan2004/20070808


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あと、全く偶然目にしたネット記事に、大人にも一人の時間が大切、というのを見つけました。ご興味あればお読みになってみてください。


“孤の時間”が人を成長させる
news/bizmakoto/article.aspx?cp-documentid=5619329


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by silverfountain | 2011-12-04 09:24 | 精神・心への栄養

『3.11 を心に刻んで』 岩波書店

友人より寄せられたサイトです。
5月から始まっていたようです。


URL:
http://www.iwanami.co.jp/311/index.html

「私たちは、3月11日の大震災において被災された方々のことを心に刻み、歩みたいと思います。そして、どのような状況にあっても言葉を恃むことを大切にしたいと願い、ホームページ上での連載をはじめることにしました。毎月さまざまな方に、過去から蓄積されてきた言葉に思いを重ねて書いていただきます。毎月11日の更新です。」
岩波書店編集部



2011年11月11日更新
石牟礼道子
大野更紗
田部井淳子


2011年10月11日更新
管啓次郎
中村和恵
渡辺えり


2011年9月11日更新
赤坂憲雄
こうの史代
本田由紀


2011年8月11日更新
澤地久枝
原田正純
アーサー・ビナード


2011年7月11日更新
池澤夏樹
田中美津
並木浩一


2011年6月11日更新
最相葉月
田島征三
梨木香歩


2011年5月11日更新
斎藤環
成田龍一
星野智幸
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by silverfountain | 2011-11-16 05:01 | 精神・心への栄養

イギリスの友人からのメール通信

*このところ涼しく、秋の気配がしていたのですが、9月になってまたお天気のいい、暖かい日があり、それだけでなんだかうれしくて、にこにこしてしまいます。

この夏は、日本から何人もゲストが来てくれて、南東イングランドを一緒に日帰り旅行して楽しんでいたのですが、皆さん日本食をお土産に持ってきてくださって、「水ようかん」、「わらびもち」などもいただきました。おいしかった!ありがたや。今日は久しぶりに車ふの入ったひじきの煮物にごま塩ふりかけご飯を料理しましたよ。


第九十五話 歴史の旅「ヘイスティングの戦い(1066年)」

むかしばなしの浦島太郎は竜宮城で楽しくのめや歌えやの3年間の日々をすごしていたのですが、あるとき、乙姫に不思議な四方に窓のある部屋へ案内され、ふるさとの四季を見ることに。美しい桜の春。せみの声が聞こえる夏の窓。もみじが赤く染まる秋の窓。太郎は、北風が吹き荒れた雪の海が見える冬の場面で、ふるさとの年老いた両親を思いだし、いてもたってもいられず、地上に戻ることにしたのでした。

 3.11で日本は変わったといわれますが、外国で暮らす日本人は「故郷喪失」のような感じの、悲しさがあるようです。(もちろん毎日を日本で暮らす人たちはもっと大変な思いをしているでしょう。)わたしは勉強で精一杯の十年を過ごしていたので、日本のニュースもウェブも見ることもなかったのが、3.11以来日本のニュースを見るようになりました。思いは日本へ、の日々。そんな時イギリスを訪ねてくれた日本からのゲストからは、ほんとうのところ、日本はどうなっているのかを直に聞くことができました。

 劇団無形舎の早津さん(本町2丁目居酒屋「鳥の歌」店長) に連れられて、寺泊の近くの田んぼに通って素人無農薬栽培を試みていたのは20代のころでしたが、先日その田んぼのグループのHさんが私を訪ねてくれました。現新潟市沼垂にあった日本最古の古代城柵「渟足柵」の研究会で世界の歴史に残る「柵」をまわっているとのこと。

 歴史に興味があるならばと、私が住むタンブリッジウェルスから汽車で20分の、その名も「Battle」という、海の向こうからフランス軍が攻めてきて、イギリスを征服した1066年の「ヘイスティングの戦い」の歴史の町に一緒に行ってきました。

 戦いの場となったフィールドがそのまま残されていて、ぐるりと歩きながらそこここにあるパネルで戦いの様子を想像力で再現。矢が当たって倒されたイギリス王の首があったところを祭壇にして、そこに大きな修道院を建てたという、なんとも生々しい宗教なわけです。

 世界史、日本史を語りながら、Hさんは、田んぼのグループのみなさんのその後20年の個人史も話してくれました。Hさんは今もジャズのベース奏者で、信濃川の土手を走っているとのこと。何十年たっても、いろいろなことに興味を持っていて、第二の青春という感じです。話を聞けば、みなさん、人のため、社会のため、なにかできることをしつつ、楽しんでいる。

 歴史を学ぶことで見えてくる長いスパンで見た今回の地震津波、原発事故の意味。


 向かっているのはお金でも地位でも権力でもない、人間の生きる道の上での、自分の役割。

 新潟にいれば早津さんの居酒屋「鳥の歌」の常連客となって毎晩、おいしい魚とおしゃべりを楽しんでいるところなのに、こうしてイギリスの地で暮らしているのも、また、私の役割であるのかもしれないなと思いはじめています。
 いつでも「Cup of Tea」、なんでも「Well Done」の、こののんびりしたイギリスの暮らし方を紹介するのも日本社会への貢献になるかもしれません。

 そんなことを考えながら、Hさんがヘイスティングの漁師さんの魚直売所で買ってわたしにプレゼントしてくれた白身魚を、パクチョイと生唐辛子野菜炒めソースでタイ風にしていただきました。おいしかった!ごちそうさまでした。





(M.A. 2011年 9月1日 http://blog.goo.ne.jp/nefnefnef
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by silverfountain | 2011-09-06 07:32 | 精神・心への栄養

日本の報道機関も、少しはイギリス BBC に倣ってほしい

【BBC ― 岐路に立つ国民の宝】

愛称は「おばちゃん」
 
 BBC(British Broadcasting Corporation)は公共放送で、「Auntie(おばちゃん)」の愛称で親しまれている。イギリスには昔から「おばちゃんが一番よく知っている」という言い方がありこれに準拠した愛称で、その報道・教育・娯楽番組は質の高さを誇り、国民の知的、文化的生活をより豊かにするメディアとして国民から絶大の信頼を得ている。




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 とくに民主主義に欠かせない情報を提供する報道番組に関しては、正確な事実を迅速に伝えるという基準と並んで、独立・不偏(Independent, Impartial)が大きな柱となっている。
 この独立・不偏は、日本の報道に求められる「中立」とはニュアンスが異なり、権力からの圧力を受けずBBC自身の判断で番組を制作するという姿勢を意味している。その際BBCは何が正しく何が間違っているかは言わない。事実を公正に提示して判断は国民にゆだねる。対立するどちらの側にも与(くみ)せず、一方の主張を取り上げたら必ず他方に反論の機会を与える。この掘り下げた調査報道と客観性、そして何よりも視聴者の利益になる報道をという基本的なジャーナリズムの精神が国民から熱い支持を得ている所以であろう。

 しかし、独立不偏の立場を貫くことが難しいこともたびたびある。
 サッチャー首相はフォークランド戦争の際、BBCが「わが軍」と呼ばずに「英国軍」と三人称で通したことについて、愛国心が足りないと非難したり、レポートがアルゼンチン寄りだとして不快感を示したりしたが、BBCは屈しなかった。
 
 労働党政権下でも権力が報道をうとましく思うのは同じで、ブレア首相は閣内に新たに特別報道官職(spin doctor スピン・ドクター)を設置してメディアをコントロールしようとした。とくにイラク戦争参戦を正当化する「大量破壊兵器の存在」に関する情報操作を巡ってBBCと激しく対立。戦争終結後、これを検証する独立調査委員会が設けられたが、この委員会の委員長もまた首相が任命したもので、その結果BBCは経営委員会委員長、BBC会長というトップ二人の辞任を余儀なくされた。

 この時おこなわれた世論調査では、真実を伝えるという点で、BBC を支持する数字が政府を支持する回答者の三倍に達し、新聞には連日「BBC負けるな」「政府は報道に干渉するな」「BBCを守ろう」といった投書や識者の意見が掲載された。このことは、公共放送サービスは国営放送ではなく、公共の財産であり、国民のためのものであることを、国民自身が十分認識しているっことを意味する。 
 
 報道番組のみならず、自然を記録するドキュメンタリーやドラマ、語学習得など教育番組などにもすぐれたものが多く、海外にも広く販売されている。


 
 BBC以外の番組を含めた、全チャンネルのTV番組の人気トップ3は、一位「イーストエンダーズ(連続ドラマ)・クリスマス・エピソード」、二位「ドクター・フー・クリスマス・スペシャル」(ともにBBC)、三位「ラグビー・ワールドカップ・ファイナル」(ITV, 商業放送の一つ)。
(※注:イギリスでは日本のような視聴率は使わず、視聴者数で測る。一位は1400万人強。) 




社会の変化に伴うBBCの課題
 
 デジタル技術の導入、コンピュータとの競合、人々の趣向の多様化など社会を取り巻く劇的な変化の中で、BBCもまた変わることを余儀なくされている。

 2007年には大幅な組織改革があった。これまで経営委員会が監督業務を、執行機関である理事会以下職員が番組制作業務をおこなってきたが、経営委員会はどちらかと言えばBBCの擁護者的色彩が濃厚だった。これがBBCトラストという独立した機関となり、国民の代理として規制・監督の強化に当たることとなった。

 また1927年以来、BBCは国王特許状という特別な法律で保護されてきたが、2016年以降に関してはこの特許状そのものが見直されることとなった。さらに、日本の受信料に当たるライセンス料(2008年現在、年間139.50ポンド。不払いの場合は1000ポンドの罰金が科せられる)も、これを商業放送と分かち合うべきか、などが検討課題となっている。

 デジタル化は、2012年までに完了する予定である。デジタル化が大量のチャンネルを生み出し、放送の極度の細分化が進むなかで、「公共放送」はどうあるべきかなどの議論も始まっている。BBCは今後とも特権的地位を享受できるとは限らない状況にあるのだ。そのようななかで、制作現場では3000人以上の職員が解雇され、有名タレントへは膨大な出演料が支払われ、「やらせ」や大きなミス、モラルの低下、番組の低俗化が問題視されている。

 これで従来の質の高さを維持できるのか、ライセンス料に値するのか、国民に支持されるBBCであり続けることができるのかなど課題は山積している。国民の宝「アーンティ」の将来の姿を見極めるには、まだしばらく時間が必要であろう。



「無冠の帝王」海外放送

 BBCの定評を高めているもうひとつの要素が海外放送である。
 海外放送は1932年、当時イギリスが権益を握っていた中東向けのラジオ英語放送から始まった。外交政策の一環という位置づけから、ライセンス料とは別の政府予算が財政源となっている。しかし真の国益とは、政府との間に距離を置き、正確な情報を送り続けることにある、というBBCの基本姿勢は海外放送にも適用されている。その後アラビア語を皮切りに、ターゲット地域の言語での放送も始まり、多いときには、日本語を含む40以上の言語で放送がおこなわれた。(現在は32言語による放送がおこなわれている。テレビの海外放送は1991年から始まった)。

 第二次世界大戦中、敵方ドイツ軍は正確な戦況を得るためBBCラジオを聞いていたという。またロンドン亡命中のフランスのド・ゴール将軍は、BBCを通じてフランス国民を鼓舞する演説をおこない、これが勝利に結びついた。

 さらに、冷戦下、とくに共産圏崩壊の折には、英語放送だけでなく、ロシア語を初め旧共産諸国の言語で世界情勢を伝え続け、その国の国家統制下にあるメディアでは取り上げられない情報を不眠不休で流し続けた。この功績を認められ、1989年にはノーベル平和賞の候補にまで挙げられたが賞は逸した。しかし「無冠の帝王(Unsung Hero)」としての地位は揺るがず、今日でも全世界、とくに報道の自由がない国々を中心に日夜放送が続けられている。

                                          (高階玲子)



出典:
『イギリス文化55のキーワード』 (ミネルヴァ書房)
<第3章 暮らしを彩るモノたち>






・・・・・・・

と言っても、課題山積はいずこも同じですが、少なくとも国民にも、職員にもまだジェントルマンの精神の片鱗は残っているのが見えます。
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by silverfountain | 2011-09-04 11:01 | 精神・心への栄養

キーツの不屈の精神に惚れ直す☆

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ロンドン北部郊外のハムステッド・ヒースでナイチンゲールの鳴き声に耳を傾けるキーツ





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マリアンヌ・ハントによるシルエット



●9歳の時に父を、15歳で母を亡くしながらも、病気や貧困で苦しむ弟妹を助けながら医師の勉強をし、愛する人ファニー・ブローンへの愛から湧き出る泉のような詩作への情熱によって、その恋愛期間の3年に、多くのロマン主義の詩群を書いた。自身も25歳という若さで肺結核によって亡くなるが、自分の最期を悟っても降りかかる不幸に決して屈することなく、気丈に家族や友人、周囲の人を愛で包んだ。愛するファニーへの愛から発展した詩ではあるが、恋愛詩に留まることなく、宇宙をも包括する大きな視野の寓意や想像力に満ちた叙事詩、抒情詩となっている。それはある種、一つの詩の方向性を示したともいえる。




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死の床のキーツ (by Joseph Severn)




" Don’t be discouraged by a failure. It can be a positive experience.
Failure is, in a sense, the highway to success, in as much as every
discovery of what is false leads us to seek earnestly after what is true, and every fresh experience points out some form of error which we shall afterwards carefully avoid."

                                       - John Keats


「失敗したからと言って、落胆することはありません。それは、ポジティブな経験になりうるのです。
失敗は、ある意味、成功への近道であり、まちがっていたと気づくことは、ほとんどの場合、何が真実なのかと私たちが一心に探求することに導き、また、その後の新しい経験において、私たちが過去の過ちを注意深く避けるようにしてくれるのです。」

                                       - ジョン・キーツ
                                  (拙訳なのでいまいちですみません)



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ローマにあるキーツの墓。
自らが望んだ墓碑銘-有名な " Here Lies One Whose Name was writ in Water "( 「ここに眠るはその名を水で記されたる者なり」)が刻まれている。 
(そしてキーツの墓の横には、ローマで療養中ずっと看病し、キーツの最期を看取った親友の画家ジョゼフ・セヴァーンの墓もあり、そこにはパレットの形、キーツの墓には竪琴が彫られている) 







<以前の関連記事>
ハリール・ジブラーン 『火の文字』 ~ ジョン・キーツへの返歌

英国詩人ジョン・キーツ『ナイチンゲール(小夜鳴鳥)に寄す』 の一節
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by silverfountain | 2011-09-03 11:45 | 精神・心への栄養