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心もちぶさた つれづれ日記

何をしていても落ち着かない日々だけど、手持ち無沙汰でいるよりは、何かしていた方が落ち着く。


園は、春休み中で、在園の保護者や子どもたちも、地震、停電、放射能 でどこかに遠出したり、おおっぴらに外で遊ぶこともできず、家にばかりいる毎日。。。

30日。
新学期から少しお昼寝の園児が増えるので、つい立てがもっとあってもいいな、と思い
もう何年も作りかけで倉庫に寝かせてあった三面囲いの屏風式つい立てを作る木工日を思い立つ。

在園親子にも声をかけ、一日自主保育 兼 木工遊びオープンハウス。
引っ越してきたばかりの新入園児親子も呼び、顔合わせ 兼 心もち無沙汰解消 兼 子どものエネルギー消費の場となった。



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その時の写真ではありませんが、三面囲いなるものは、子どもたちの背後に。2:1で折った状態





のみと木槌のセットが2組あったので、ママの一人も木槌を振るった。

三面囲いは、4本の角材を井形に組み、一面をつくる。"ほぞ"という凹みを掘って、
凸凹に組み、ボンドをつけて木ネジでとめるだけ。

それを三面つくり、紐で8の字に絡げて蝶つがい代わり。布を張って、折りたたみ式の屏風。



角材は長短二本ずつ必要で、長さを調節するので、もう一人のママにのこぎりで切ってくれるように指示。

ところが、なかなか持って来ない次の角材に私が痺れを切らし、外の様子を見てみると・・・
なんと、子ども=小学1年生に、のこぎりを持たせている!そして次には、その弟四歳の年少児にまで・・・(笑うしかない。がははは。。はは。。ハ…)

確かに、私は、(のこぎりと作業台が3人分あるので、)「ストックしてある木の枝や流木の置き場から、子どもたちが思い思いに好きなのを切ってもいい」とは言った。

し、しかし、当の、園で遊具として使う三面囲いの材料まで、子どもが、しかも四歳児がぎこぎことぎこちない様子でのこぎり仕事を~・・・!?

私のところへ届けられた、角材の切り口は、あまりにでこぼこ、ぎざぎざしていた。。。

あっちゃあああ!

まあ、仕方ないかあ。(また笑う)


全部切り終わって、持ってきたママ
「子どもたちが「やるやる」って言うもので・・・。
それがまた「子ども園用だからいいよ、いいよ。園で使う分だから」って子ども同士で言ってるんです。私たち大人がバザーのときに売る物と、我が家用に使うものを作る時の気の使い方の違いを話しているのを聞いたんでしょうね。笑」

私 大笑い。
「ほらね!不用意に子どもの前でものを言えないでしょ?気をつけましょうね。再笑」


そして、角材を切って出た端材で女の子2人が、カード立てを作り、(久しぶりの卒園した)子ども園に来て、(公立小学校とのあまりの違いに)最初は所在なく、なんだか戸惑ってさえいたのに、木片片手に結構長い時間、力を使って、金ヤスリ、紙ヤスリで自分のカード立ての面取り、毛羽とり。表面をなめらか仕上げ作業。

実に真剣に彼女ら(今度2年生)が懸命にやっている姿を横目で見ながら、私はノミを振るい、仕事しながらも、「頼もしい!さすが、ぎんのいずみキッズ!」「こんなご時世でも、この子達には自分で何かする力がある!」と、何だか目頭が熱くさえなるのであった。



心もちぶさた つれづれ日記_d0231842_16104074.jpg
前にも紹介した写真より。 




・・・・・ 結局、お昼を食べたり、話をしたりで、一面分しかできなかったけど、楽しい一日だった。充実感 ♪


子どもたちには本当に助けられる。

私たち大人はいつも子どもに何かしてあげているように思っているけれど、それは先に生きている者として当然のことで、実は子どもからしてあげていること以上の 何か を受け取っているのだ。


2011年3月30日

山本ひさの





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●エキサイトニュースより(少し明るい動き)

【始まる直販 立ち上がる福島の農家さん】
2011年4月2日  ↓
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1301624240480.html

●二本松農園ブログ
http://nihonmatufarm.blog65.fc2.com/

by silverfountain | 2011-04-02 15:38
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